アダルトサイト高額請求、行政書士が「違法」交渉で大問題
アダルトサイト問題で行政書士が「違法」交渉した記事について紹介します。
先ずは、下記の朝日新聞の記事をご覧ください。
重政紀元2015年5月14日19時47分
アダルトサイトの高額請求をめぐる問題に関し、
本来業務としては行えない行政書士が救済を請け負い、トラブルになるケースが増えている。
国民生活センターは日本行政書士会連合会に対し、
「被害解決ができるなどの誤認を与える行為」をしないよう求めた。
発表によると、アダルトサイトについて行政書士が関与して
トラブルになった事例は2014年度に516件あった。
09~13年度は年間5~16件で、急増している。
行政書士は解約の相談に乗ることはできるが、業者と交渉を
行うことは弁護士法違反(非弁行為)にあたるため、禁じられている。
それなのにホームページなどで「個人情報を削除できる」「請求を止める」と
うたって宣伝をしている事務所は、全国で少なくとも10カ所程度あるという。
行政書士事務所が業者に支払いの請求を止める文書を出したものの、
請求が止まらず、事務所と依頼者の間でトラブルになる事例も相次いでいる。
消費生活センターと混同する名称で相談窓口を開いているケースもあった。
国民生活センターは「相談する場合は、本当に消費生活センターか確認してほしい」としている。
日本行政書士会連合会は「トラブルは把握していなかった。
会員には誤認されるような行為をしないよう注意喚起したい」としている。
(重政紀元)
http://www.asahi.com/articles/ASH5G5SRLH5GUTIL02G.html
上記の内容で、現在消費者センター(国民生活センター)を注意している具体例を上げると・・・
”ある20代の女性がスマートフォンのアダルトサイトにアクセスし、
動画再生ボタンを2回押しただけで10万円を請求された。
ネットで「消費生活センター」を検索し、画面の上位に
表示された相談窓口に電話したところ、行政書士の事務所につながり
「サイトに知られた個人情報を4万円で削除してあげる」と言われ、
健康保険証の写真を送信してしまった。”
”30代の男性は、スマホのアダルトサイトで「18歳以上」を
タップしたところ約10万円を請求された。
ネットで相談窓口を検索し、見つけた法務事務所に電話をしたところ、
「登録情報を4万円で削除してあげる」と言 われ指示通り書面をFAXし、
4万円を振り込んだが、書面をよく見たところ行政書士に依頼していた。”
なんか、酷い話だなぁ・・・
「アダルトサイトとの解約交渉、行政書士はできません」、アダルトサイトに接続したユーザーが、
アダルトサイトとのトラブル解決をうたう一部の行政書士に救済を依頼し、
費用を請求されたという相談が2014年度に急増したとし、国民生活センターが注意を呼び掛けています。
やはり、アダルトサイトを見るのも、解決するのも、楽しむのも、
正しい知識が必要です。しかし、その正しい知識も安全なところで学びたいものです。
当サイトは、元消費者センター(国民生活センター)の社員(相談員)が運営をしていますので、
アダルトサイトについて何か解らないことがあれば、
無料で相談にのりますので、ご連絡ください。